マニファクチュール ロワイヤル マニファクチュール ロワイヤル

HISTORY OF MANUFACTURE ROYALE

マニュファクチュールロワイヤルの起源は、哲学者であり才気に満ちた企業家でもあったヴォルテールが、ジュネーブ近郊に時計製造工場を創業した啓蒙時代に遡ります。それからおよそ250年が経過した現在、マニュファクチュールロワイヤルは、時計製造、魅惑的な歴史、創業者の価値観を自在に表現して、自社製タイムピースに情熱とスピリットを注いでいます。
マニュファクチュールロワイヤルは、時計製造とは異なる明確なビジョンを体現していました。1770年の創業時がそれを示しています。熱烈な自由主義者であったヴォルテールは、企業家や実業家としても活躍していました。しかし、あまり知られていないこうした活動は、マニュファクチュールロワイヤルの創設によりフェルネで日の目を見ます。彼は自社のアトリエにおいて、ヨーロッパのエリートや王族を対象に腕時計を製造し、当時では偉業とも言える4000本ものタイムピースを出荷していました。ジャン=アントワンヌ・レピンを始め、著名な熟練時計職人が製造した「マニュファクチュールロワイヤル」の署名の入った腕時計は、ミニッツリピーターなどのソヌリ機構といった最も難しい複雑機構を搭載していました。外装の技術も完璧なまでに極められ、ゴールド製のケースに贅沢なエングレービングが施されたものや、エナメル加工やダイヤモンドがセットされたものもありました。
この時計史において類を見ない起源を武器に、マニュファクチュールロワイヤルは2010年に復活を遂げると、そこでもまた、時計製造技術に新たな息吹を吹き込みます。そして、マニュファクチュールロワイヤルを率いるアレクシス・グーテン、ダヴィド・グーテン、マーク・グーテンらの推進力のもとで新たな基盤を固めています。専門分野における膨大なノウハウを持つ彼らは、それぞれの知識を結集して、ヴォルテールの強烈な個性と価値観に着想を得た、新たなスピリットをもたらすタイムピースを生み出しています。つまり、自由な創造、世界に新たな目を向ける必要性、それを前提とする決意、他と異なる立場に身を置く勇気が方向性を決定付けるのです。
マニュファクチュールロワイヤルは、それに必要な技術的および創造的な能力を有しています。キャリバーはスイスのジュラ地方に位置するアトリエで開発・製造されており、熟練時計職人と職人のノウハウによって、技術面および装飾面の品質が保証されています。彼らの技術、ノウハウ、エネルギーを結集し、斬新な解釈を加えたマニュファクチュールロワイヤルの腕時計は、大胆さと美しさ、伝統と現代性、情熱と謙虚のバランスが見事に調和しています。